スクールカウンセラーになるためにはどんな大学に進学するのがおすすめか、いろいろ調べてみました。
実は、スクールカウンセラーになるための特別な資格は存在しないそうです。
ですが、実質的には「臨床心理士」という国家資格を持っている人がスクールカウンセラーとして就職するケースが非常に多いです。
スクールカウンセラーはかなり専門的な知識、とくに心理学的な知識が必要な職業です。
それにふさわしい能力を持っていると証明する資格ということで、臨床心理士が求められているようです。
ということで、スクールカウンセラーになりたい方は、臨床心理士を目指しましょう!
臨床心理士になるための全国の大学一覧はこちら。
臨床心理士になるための具体的な進路や、仕事内容、やりがい、先輩の体験談なども、こちらで紹介しています。
上で説明しましたとおり、スクールカウンセラーを目指す場合、臨床心理士の資格を取得できる進路を選ぶのが近道と言えます。
そこで、臨床心理士の資格を取得するためのおすすめ大学について述べたいと思います。
おすすめ大学は、ズバリ、次の6大学です!
九州大学(福岡県)
鹿児島大学(鹿児島県)
広島国際大学(広島県)
帝塚山学院大学(大阪府)
関西大学(兵庫県)
帝京平成大学(東京都)
入試の難易度も全国的な知名度や大学の規模もバラバラの6校ですが、実は共通点があります。
それは、臨床心理士養成のための専門職大学院が設置されているのがこの6大学なのです。
・・・と言いながら、実は大学卒では臨床心理士の資格を手にすることができません。
大学を卒業後、臨床心理士になるための大学院に進学する必要があります。
つまり、学部4年+大学院2年=計6年 ということになります。
さらに、臨床心理士の国家試験に合格しなければなりません。
スクールカウンセラーになるためには、結構努力が必要です。
でも、それだけ専門性の高い、スペシャリストな職業ということですね。
大学院には次の3種類あります。
これらの大学院のうち1つを修了する必要があります。
詳しくは
この3つの大学院の中でも、専門職大学院は臨床心理士養成に特化した大学院です。
指定大学院と違い、専門職大学院は「研究」がカリキュラムの主要な位置を占めていません。
あくまでも実務家、職業人としての臨床心理士の養成を目的としています。
ですので、研究よりも1日でも早くスクールカウンセラーとして働くことが大事だ、という人の場合は専門職大学院に進学するのがおすすの進路です。
ただ、専門職大学院を持つ大学は全国に6大学しかなく、選択肢は多くありません。
スクールカウンセラーになりたいけど、心理学の研究にも興味があり、心理学の学問的深さを探求してみたいという人は指定大学院に進学するのが良いでしょう。
特に第1種指定大学院は圧倒的に数が多いです。
自宅通学するか、下宿するか、立地条件や入試の難易度も踏まえて考えましょう。
ちなみに、大学と大学院は同じところでなくても大丈夫です。
大学学部はA大学を卒業し、大学院はB大学というパターンでもOKです。
とはいえ、出来れば最初から同じ大学に統一するほうが何かと便利だと思います。
よほどの理由がない限り、学部は心理学関係にすべきでしょう。でなければ、大学院入試の専門分野試験でかなり大変でしょう。
九州大学大学院 人間環境学府 実践臨床心理学専攻(福岡県)
鹿児島大学大学院 臨床心理学研究科 臨床心理学専攻(鹿児島県)
広島国際大学大学院 心理科学研究科 実践臨床心理学専攻(広島県)
帝塚山学院大学大学院 人間科学研究科 臨床心理学専攻(大阪府)
関西大学大学院 心理学研究科 心理臨床学専攻(兵庫県)
帝京平成大学大学院 臨床心理学研究科 臨床心理学専攻(東京都)
第1種指定大学院は150大学もあります。
ちなみに、第2種指定大学院は12大学です。