地方公務員になりたい人の大学おすすめ

このページでは、将来地方公務員になりたい高校生・受験生の方に、大学・学部の選び方やおすすめの大学、地方公務員の仕事の魅力や、将来に向けて今からできることなどの情報を発信します。

地方公務員に強いおすすめ大学の選び方

地方公務員に強い大学には下のとおりいくつかの特徴があります。
このような特徴を持った大学を選ぶことがポイントです。

地方公務員試験には幅広い知識が必要で、競争率も高いです。
公務員試験対策講座が充実している大学では、専門的な講座や模擬試験、試験対策用の教材が提供されています。
これにより、計画的に勉強を進めることができます。
また、過去の合格者のデータや体験談も共有されているので、合格に向けた戦略を立てやすいのも魅力です。
それから、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境が整っていることも大きなメリットです。

 

公務員試験対策に力を入れている大学は各地に色々とあります。
大学の公式サイトや受験生向けの大学案内パンフレットで調べると良いでしょう。
これらの情報を参考にし、キャンパスの雰囲気や立地なども考慮し、自分に合った大学を選んでください。

地方自治体と強い連携を持つ大学は、地方公務員を目指す学生にとって非常に有益です。
こうした大学では、自治体との共同プロジェクトやインターンシップの機会が豊富にあります。
実際の行政業務を体験することで、仕事の具体的なイメージを掴みやすくなります。
また自治体の職員と直接交流することで将来の人脈も築ける可能性もあります。
ただし、インターンシップが公務員試験に直接有利に働くわけではない点は注意しましょう。
これは民間企業のインターンシップとは異なる点です。

 

大学が自治体との連携が強いかどうかの見分け方ですが、
大学のパンフレットなどに「官学連携」「産学官連携」というワードがよく書かれているかどうか？というのは1つの基準となります。
オープンキャンパスに足を運んで、自治体との連携で具体的にどのようなことをしているのか質問してみるのもよいでしょう。

地方公務員採用実績が高いことは、公務員試験対策やキャリア支援が充実している証拠です。
大学のホームページやパンフレット、オープンキャンパスなどで採用実績を確認し、参考にしましょう。
特に地方公務員に特化した実績が多い大学は、地方自治体とのつながりが強いことが多いです。

地方公務員を目指すなら、公共政策や行政学、法学、経済学などに強い学部・学科がある大学を選ぶと良いでしょう。
これらの分野は地方公務員として必要な知識やスキルを学ぶ上で非常に重要です。
専門的な知識を身につけることで、試験対策だけでなく実際の業務にも役立ちます。

資格取得支援やキャリアセンターが充実している大学は、公務員を目指す学生に多くのサポートを提供します。
例えば、キャリアカウンセリング、就職相談、エントリーシートの添削、面接対策などの支援が受けられます。また、資格取得のための講座やセミナーも定期的に開催されているため、自己啓発にも役立ちます。

おすすめの学部は？文系4選＋理系４選

大学を卒業後地方公務員になるために特定の学部でなければならないというわけではありません。
どの学部で学んでも地方公務員試験を受験することができますし、実際採用されます。
とはいえ、「公務員になったらこんな仕事をしたい」と思う業務に関連する学部で大学生活を送りたいですね。
公務員は多岐にわたる業務を担うため、理系・文系問わず幅広い学問が役立ちます。
そこで、地方公務員を目指す高校生に向けて、おすすめの大学の理系学部と文系学部をそれぞれ紹介します。

おすすめ学部文系編

文系の場合、基本的に行政職を目指すことになります。
このばあい、行政や政策に関連する学問を学べる学部・学科が役立つことが多いです。

地方自治体の業務は法令に基づいて行われるため、法律の知識は地方公務員としての基本です。
法学部では憲法、行政法、民法、刑法など多岐にわたる法律を学ぶことができ、基礎的な法知識を身につけることができます。
また、法律の知識を身に着けることは公務員試験対策にもなります。
その意味でも法学部はおすすめの学部です。

これらの学部では、地方自治体の財政管理や地域経済の活性化に必要な知識を学べます。
予算編成や経済政策の立案に携わる場合に役立ちます。
経済学部ではマクロ経済学やミクロ経済学を学ぶことができ、経営学部では組織運営や財務管理のスキルを習得できます。
地方公務員としての業務に、このような知識を活用できる可能性があります。

社会学部では社会問題、福祉、地域社会の現状・課題などを学び、地方自治体が抱える様々な課題に対処するための知識や能力を身に着けることができます。
住民とのコミュニケーション能力や調査分析能力も身につきます。

公共政策の立案や実施に関する専門知識を学びます。
公共政策学部や政策科学部では、行政運営、政策分析、地域振興などに関する理論と実務を学び、実践的なスキルを身につけることができます。
地方公務員としてのキャリアに直結する学問分野です。

おすすめ学部理系編

理系の場合は基本的に行政職ではなく、技術職を目指すことになります。
大学で学んだ専門分野の知識を直接業務に活用できることが多いです。

インフラ整備や都市計画に関する知識を学びます。
地方自治体では道路、橋、公園などの公共施設の整備や維持管理が重要な業務です。
土木工学部や建築学部では、これらの設計や施工管理、都市計画について専門的に学び、実務に直結するスキルを身につけることができます。

環境保護や持続可能な地域づくりに貢献します。
環境学部や環境工学部では、自然環境の保護、資源の循環利用、環境影響評価などに関する知識を学びます。
地方自治体での環境政策の立案や環境保全活動に役立つスキルを習得できます。

行政のデジタル化や情報管理に対応します。
地方自治体でもデジタル技術の活用が進んでおり、情報学部や情報工学部で学ぶIT技術やデータ分析の知識は非常に有用です。
行政システムの構築やデジタルサービスの提供などに携わることができます。

地域農業の振興や食の安全に関わる知識を学びます。
地方自治体では、農業支援や地域資源の活用、食の安全に関する業務も重要です。
農学部では農業経営、農産物の生産・流通、環境保全型農業などを学び、地域の農業振興に貢献できます。

 

大学の選び方ポイント2点

大学選び方のポイントは2つあります。

公務員試験対策が充実している大学を選ぶことはとても重要です。
多くの大学では公務員試験対策講座を提供しており、試験対策に役立つカリキュラムや模擬試験、専門家による指導を受けることができます。
また、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境が整っていることも大きなメリットです。

 

どの大学が公務員試験対策に力を入れているかは、大学の公式サイトや受験生向けの大学案内の資料で調べると良いでしょう。
これらの情報を参考にして、自分に合った大学を見つけてください。

 

地方公務員として地元に貢献したい場合、地元の大学に進学することは大変有力な選択肢です。
地元の大学に通うことで、地域の事情を理解しやすくなり、地元の自治体や企業とのネットワークも作りやすくなります。
また、地元の大学では自治体と連携したインターンシップやプロジェクトが多く行われているため、実践的な経験を積むことができます。

 

自分の地元とは違う地域で就職を考えている場合、その地域の大学に進学することも視野に入れましょう。
新しい環境で学び、異なる地域でのネットワークを築くことができます。
必ずしも地域の大学を選ばなければならないわけではありません。
Uターン就職やIターン就職も問題ありません。
地方から都会の大学に進学して、多くの刺激を受けながら勉強し、卒業後に地元に戻るという選択も十分に考えられます。

 

地方公務員の仕事の魅力

地方公務員として働くことには、多くの魅力と利点があります。

地方公務員の最大の魅力の一つは、地域社会に直接貢献できる点です。
地方公務員は、住民の生活を支えるために、行政サービスの提供や地域の発展に取り組む仕事をします。
例えば、道路や公園の整備、福祉サービスの提供、教育や文化の推進など、様々な分野で地域住民の生活を支える役割を果たします。
地域に根ざし、地元の人々の生活を向上させることができる仕事は、大きなやりがいを感じられるでしょう。

地方公務員は、一般的に安定した雇用と給与が約束されている職業です。
景気の変動に左右されにくく、長期的に安心して働くことができます。
また、福利厚生も充実しており、健康保険や年金制度、休暇制度などが整備されています。
これにより、将来にわたって安心して働き続けることができ、家族や自分自身の生活設計も立てやすくなります。

地方公務員としてのキャリアは、多岐にわたります。
自治体ごとに様々な部署があり、総務、企画、福祉、教育、土木など、自分の興味や得意分野に応じて様々な仕事に挑戦することができます。
また、異動制度が整っているため、一定期間ごとに異なる部署で経験を積むことができ、自分のスキルや知識を広げるチャンスがあります。
これにより、一つの職種に縛られることなく、幅広い視野で仕事に取り組むことができます。

地方公務員は、地域住民との距離が近い仕事です。
日々の業務を通じて、住民の声を直接聞き、課題解決に向けて協力する機会が多くあります。
地域住民との信頼関係を築きながら、地域のニーズに応じた政策やサービスを提供することで、地域全体の発展に貢献することができます。
地元の人々とともに働き、地域をより良くしていく実感を得られることは、大きな喜びとなるでしょう。

地方公務員として働くことで、多くの自己成長の機会が得られます。
仕事を通じて、問題解決能力やコミュニケーション能力、リーダーシップなど、様々なスキルを身につけることができます
また、地方自治体は研修や自己啓発のための制度を整備しており、継続的に学び続けることが奨励されています。
これにより、自分自身の成長を実感しながら、キャリアを積んでいくことができます。

地方公務員の仕事は、比較的ワークライフバランスが取りやすいと言われています。
休日や有給休暇も確保され、趣味や家族との時間を大切にすることができやすいとされています。
働きやすい環境が整っているため、長期的に健康で充実した生活を送ることができるでしょう。

地方公務員は、地域コミュニティの一員として重要な役割を果たします。
地域の行事やイベント、ボランティア活動などに参加する機会も多く、地域の一員としての連帯感を感じることができます。
地元の人々とのつながりを深め、地域の一体感を醸成することは、公務員としての大きな役割の一つです。

地方公務員としてのキャリアは、定年までの長いスパンで考えることができます。
公務員は年功序列の昇進制度が基本であり、経験を積むことで確実にキャリアを築いていくことができます。