小学校教師になりたい人の大学おすすめはこちら

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小学校教師志望の方は要チェック!教員採用数の多いおすすめ大学

小学校教師になるためにはどんな大学に進学するのがおすすめか、いろいろ調べてみました。
担任の先生に影響を受け、自分もあんな先生になってみたい!なんて憧れたことのある人は多いのではないでしょうか?

 

小学校教師になるには、まず大学で教員免許を取って、そのあと、希望する都道府県の教員採用試験に合格するというのが一般的な流れです。

 

大学受験の志望校をどうするか?ということですが、基本的には地元志向の人が多いので、学費の安い地元の国公立大学の教育学部や教育大学に進学するのがおすすめです。

 

ですが、私立大学にも国公立以上に優れた教員採用実績がある大学がたくさんあります。
しかも、全国的にはそれほど知られていない小規模の大学で、地元の教育関係者の間では有名な大学も結構あります。

 

今回は、そんな私立大学をおすすめとして挙げてみたいと思います。
どの大学も、2016年度小学校教員採用数ランキングで上位に入っているところです。

 

 

ということで、まず小学校教師に採用された人数の大学ランキングを調べてみました。
こちらです→https://dot.asahi.com/dot/photoarticle/2017090900027.html?page=1

 

文教大学

埼玉県と神奈川県にある私立大学です。
小学校教諭採用実績ランキングは2016年全国4位、関東地区で1位。
教育の単科大学ではなく、教育学部をはじめ7学部ある総合大学です。
小学校の先生になりたいけど、教育大学に進学するのではなく、総合大学で色々見聞を広めたいと考えている人におすすめの大学です。
雰囲気としては、わりと大人しくのんびりした学生が多いそうです。
越谷キャンパスも湘南キャンパスも都会の騒がしいところに立地しておらず、落ち着いた学生生活に向いているそうです。

 

岐阜聖徳学園大学

岐阜県の私立大学です。
看板学部である教育学部以外にも、外国語学部、経済情報学部、看護学部があります。
一般的な知名度は高くない大学ですが、教職関係者の間では有名で、小学校教員採用実績が2016年は東海地方2位、全国5位です。
「聖徳」という名前から連想されるとおり、仏教系の大学です。
もともとが「聖徳学園岐阜教育大学」という名称で、教員養成に関しては伝統のある大学です。
教師になることを目標に努力する学生が多いため、全体的に真面目な雰囲気があります。
教員採用試験合格のために徹底的なサポートがあります。
その裏返しとして、学生の主体性に任せて自由にさせる雰囲気ではあまりないようです。

 

明星大学

東京にある私立大学です。
教育学部以外にも理工学部など理系を含めて全8学部ある総合大学。
小学校教諭採用ランキング2016年度第7位(関東では3位)。
本気で教師になることを目指している学生が多く、雰囲気は全体的にまじめです。
子どもと関わることのできるボランティアの機会が多くある点が在学生に評価されています。
また、特別支援免許関連の教授陣の質が高いとの評判です。

 

武庫川女子大学

兵庫県の私立大学。小学校教諭採用ランキング2016年度第10位(近畿では2位)。
今までは文学部教育学科でしたが、2019年から教育学部となりました。
(このことからも、武庫川女子大学が教師養成に力を入れていることが分かりますね!)
関西の有名女子大大学のなかでも、一般家庭の庶民的な雰囲気が強いです。
派手な印象はなく、お嬢様大学でもなく、堅実で働き者のイメージがあり、世間的な評価は高いです。

 

玉川大学

東京の私立大学。小学校教員採用ランキング2016年度第11位
裕福な家庭の学生が多いイメージがあります。
少人数教育で手厚いサポートが評判です。
在学生によると遊んでいる人も一部にはいるそうですが、全般的には落ち着いた学生が多く、堅実なイメージが高く評価されている大学です。

 

四天王寺大学

大阪の私立大学。小学校教員採用ランキング2016年度第13位。
実績が示すとおり、教育学部は伝統的に評判があります。
小学校教諭、幼稚園教諭、保育士の3つの資格を全部取得することができます。
最寄駅からは遠く、大学へのアクセスはあまり良くありません。
小規模の大学でアットホームであり、教授陣に熱意があると高評価です。

 

佛教大学

京都の私立大学。
ランキング第15位です。
名前から宗教色の強いイメージがありますが、京都では教員養成に強い大学として伝統的に知られています。
大学全体としては産近甲龍と同じレベル(京都では「産近佛龍」とも言われています)で、教育学部は関関同立に匹敵するというのが世間的な評価です。
教育学部だけでなく、社会福祉学部も人気です。

 

常葉大学

静岡県の私立大学。
2016年度小学校教員採用ランキング20位。東海地方では3位です。
教育学部の教員採用数の実績は、国立の静岡大学とほぼ同レベルです(2016年は常葉大のほうが多い)。

 

皇學館大学

三重県の私立大学。小学校教員採用ランキング25位。東海地方では4位、三重県ではトップです。
同じ三重県の国立大の三重大学よりも採用実績が上です。
教育学部を含め3学部で構成されている小規模な大学です。
三重県では知名度が高く、とくに教育学部は採用実績が良いことからも人気の学部であり、その分偏差値も高いです。

 

鎌倉女子大学

神奈川県の私立大学。小学校教員採用ランキング第27位。
幼稚園教員採用ランキングは全国トップクラスです。
礼儀教育が徹底している大学として知られています。

 

中村学園大学

福岡県の私立大学。
ランキング37位です。
幼稚園教員養成にも力を入れています(小学校教員よりもむしろ幼稚園教員のほうがより実績がある)。

 

東北福祉大学

 

他にも多くの大学がありますが、小学校教員養成ということで、全国的な知名度はなくても、地元では名の通っている小~中規模大学が上位に来ていますね。

 

もちろん、上で紹介した私立大学だけではなく、地元の国立大学(総合大学・教育大学ともに)でも教員採用数ランキング上位の大学は数多くあります。
国立大学だと、各県に1つはありますし、自宅から通学しやすいところ、学費の安いところを考えると、まずは第一選択肢となるでしょう。

 

一方で、私立大学の場合は数が多い県とそうでない県があります。
出身県を離れて一人暮らしをする必要があるかも知れません。

 

しかし、国立大学と違い、私立大学の場合は受験できる回数が多く、入学しやすい点はメリットです。
あと、一般的には国立大学のほうが偏差値が高い場合が多く、入試の難度が高いです。
このような点を考えると、国立のみ、私立のみではなく、国立・私立併願で大学受験するのがベターではないでしょうか。

 

遠方の大学よりも、地元の大学のほうがOBが多いです。
大学による学閥は無いようですが、それでも、周囲に同じ大学出身のOBが多いほうが何かと有益な情報も入ってきやすいです。