管理栄養士になりたい高校生・受験生の方のために、おすすめの大学や、大学別国家試験の合格率など、気になる情報についてお伝えしたいと思います。
ところで・・・
まず最初に皆さんに知っておいてほしいのは、
管理栄養士の国家試験に合格するためには、大学の管理栄養士養成課程に入学し、新卒で合格することです。
養成課程の授業や実習はかなりハードです。
しかし、これが絶対に近道です!
国家試験の合格率は、養成課程を卒業した新卒で90%以上です。
一方、既卒の人や、養成課程を出ていない人だと10%台だと言われています。
大学の管理栄養士養成課程に入学し、集中して専門的な受験勉強対策をするのがベストです。
東京都で管理栄養士国家試験の合格実績が良いところを集めました。
2019年の東京でのランキングベスト3です。
「○○名」というのは新卒での国家試験受験者数、「○○%」は新卒での合格率を表しています。
東京には他にも管理栄養士養成課程のある私立大学が多数あります。
人数こそ上記3大学より少ないものの、合格実績は90%台~100%です。
上のベスト3の大学にこだわらず、大学の雰囲気なども調べて、自分に合いそうな大学を狙ってみましょう。
なお、上のベスト3や、以下でご紹介する大学の受験者数や合格率などのデータの出典はこちらです
→旺文社教育情報センター 2019年管理栄養士大学別合格率一覧
関西で管理栄養士の実績が良いところを集めました。
関西でのランキングベスト5です。
このほかにも、受験者数こそ少ないですが、奈良女子大学をはじめとする国公立大学や他の私立大学の合格実績も優れています。
大学の選択肢は多いので、上のベスト5にこだわらず、大学の内容や評判などを色々調べてみるとよいでしょう。
九州では、以下の2大学の管理栄養士国家試験合格実績が優れています。
養成課程のある大学は、沖縄を除く各県にあります。
が、規模では上記2つが最大手と言えるでしょう。
愛知県では次の4大学が合格実績が高くおすすめです。
愛知県では上記4大学の他にも、管理栄養士養成課程のある大学は数多くあります。
ですが、全て私立大学で、国公立大学はありません。
おすすめの基準として「国家試験受験者数が多い」という視点が挙げられます。
国家試験受験者数が多いということは、大学受験でも定員が多いということです。
また、管理栄養士養成にも力を入れているということになります。
ということで、客観的な人気ではなく、独断と偏見による主観的なランキングになりますが、単純に人数から私立大学のおすすめランキングベスト5をお知らせします。
国立大学で管理栄養士養成課程のあるところは少なく、次の3大学だけです。
公立大学は北海道から九州まで全19大学あり、西日本にやや多いですが、全国的にまんべんなく分布しています。
ただ、国公立大学からの管理栄養士受験者は、私立大学に比べるとかなり少ないです。
ですが、合格実績はどの大学も非常に良く、90%以上になっています。
近年の国家試験の合格率は、新卒既卒を含めた全体だと40~60%台です。
ところが、管理栄養士養成課程を卒業した新卒に限れば90%を超えています。
上のランキングなどに挙げている大学に限らず、大抵の大学で90%~100%くらいの好成績です。
(ただし、ところどころで合格率の低い大学がありますので、そこは要注意!)
しかし、数年間の実務経験の後に受検する既卒だと、合格率10~20%程度と、非常に難しくなります。
既卒で仕事をしながら勉強するよりも、大学で専門的に集中して受験勉強するほうが何倍も効果的ということですね。
新卒で国家試験を受験できるのは、管理栄養士養成課程だけです。
確実に合格して管理栄養士になるには、やはり、養成課程に進学するのがベストでしょう。
ただし、管理栄養士養成課程の大学生活は決して楽なものではありません。
毎日の講義だけでなく、宿題やレポートなどの提出も多く、勉強量は否が応でも多く、ハードだそうです。
さらに、4年生になれば卒業論文のための研究や、就職活動、国家試験のための勉強も並行してこなさなければなりません。
既卒だと合格率10%台という、本来は非常に難しい試験です。
合格するには、それを裏付けるだけの勉強が必要ということです。
「人気大学」というのは微妙に違うかもですが、管理栄養士の国家試験を受験者数が多い大学は、それだけ人気が高いとも言えます(定員とかも関係しますが・・・)。
ということで、ここまでで紹介した大学以外で、国家試験の受験者数が多い大学は次のとおりです。